借金を任意整理をしたいけど、、、どうすればいいのかわからない・・・
こんな事に悩んでいませんか?
・そもそも任意整理の対象になるのかわからない
・任意整理の対象になる基準は?
・どの借金を任意整理したら後悔しない?
この記事を読むと、「どの借金を減らせるのか」「どの借金を任意整理するとお得なのか」わかります。
任意整理の対象になるもの
任意整理の対象になるものは、こちらです。
・カードローン
・奨学金
・教育ローン
・住宅ローン
・自動車ローン
・個人や会社からの借金
・ギャンブルでつくった借金
クレジットカードの利用額は、分割払い・リボ払い・キャッシングなどの利用額すべてが対象です!
買いものや生活費をクレカの分割・リボ・キャッシングで支払ってましたが、ぜんぶ任意整理の対象になりました。
奨学金やローンは、保証人がいる場合も任意整理の対象になります。
(保証人がいる場合の任意整理のデメリットは、下で説明。)
まとめると、クレジットカード、各種ローン、奨学金が任意整理の対象になります。
逆に任意整理の対象にならないものは、これ以外のすべてです。
任意整理の対象外になるもの
任意整理の対象外にならないものの具体例は、こちら。
・税金
・保険料
・損害賠償(養育費、慰謝料など)
・罰金
・闇金(専門家による)
順番にくわしく見ていきましょう!
闇金は任意整理の対象外(専門家による)
闇金は「闇金」単独で扱われる問題のため、任意整理の対象外です。
なぜなら闇金は「借金」ではなく、法の外で行われている行為だからです。
闇金とは?
法律に違反して、お金を取り立てている人・組織。賃金業社として登録されていない業者、賃金業社登録されていても、利息の制限や登録をしていない業者のこと。
闇金は、債務整理とちがって違法性をもっているので、闇金の専門家に相談しましょう!
水道代、ガス代、電気代などの公共料金は、任意整理の対象外です。
公共料金の滞納額が大きすぎて債務整理を検討する場合は、任意整理以外の債務整理を検討することになります。
滞納額が多い場合は最終的に資産の差し押さえや裁判になります!
公的機関から通知や催促がきている場合は、まず公的機関と相談してみるのがおすすめです。
それでも返済が難しい場合は、弁護士や司法書士などに相談して任意整理以外の債務整理を検討しましょう!
支払い義務があるものは任意整理の対象外
支払い義務がある借金は、すべて任意整理の対象外です。
たとえば、税金、国民年金、国民健康保険、損害賠償、罰金などです。
ちなみに国民年金には免除制度があり、所得などの状況に応じて支払いが免除されたり、納付額を減らしたりできます。
年金が払えなかったので、全額免除にしてもらったことがあります!年収130万円くらいで全額免除になりました。
以上が、任意整理の対象・対象外についてでした!
では実際に、どの借金を任意整理するとお得なのでしょうか?
任意整理するメリットがある借金は?
任意整理するメリットが多い借金は、こちらです。
・カードローン
・ギャンブルでつくった借金
・残債が多い借金
それぞれの借金を任意整理するメリットを、詳しくみていきましょう!
クレカ、カードローン、ギャンブルでつくった借金を任意整理するメリット
クレジットカードの利用額(分割・リボ・キャッシング)、カードローン、ギャンブルなどの借金は、任意整理するメリットが多いです。
・任意整理の手続きが楽
・その後の支払いがカンタン
・自分ひとりで完結する(親バレしない)
・依存症や浪費が治っていく
弁護士や司法書士がぜんぶ進めてくれるので、わたしたちは半自動的に手続き・返済できます。
また親や友人など人間関係が絡むこともないので、比較的気楽に返済を進めていけます。
親バレ・身内バレ防止に理解を示してくれる弁護士や司法書士が多いので、書類郵送時の匿名発送をしてれるなど、積極的に協力してくれます!
わたしは親バレしたくなかったのですが、司法書士さんから「書類は匿名でお送りしますね〜」と言ってもらえて助かりました。
また、カードを任意整理すると自動的に使えなくなります。買い物依存症やお金をどうしても使ってしまう…という方には強制力がはたらいていいかもしれません。
「え、カード使えなくなるの!?」と思う人が大半ですが、使えなくなるのではなく使わなくなるのが大きなメリットです!
以上が、クレジットカードの利用額(分割・リボ・キャッシング)、カードローン、ギャンブルなどの借金を任意整理するメリットです。
残債が多い借金を任意整理するメリット
残債が多い借金を任意整理するメリットは、コスパです。
残債が少ない場合、残債が多い場合の任意整理をそれぞれ金額で比較してみましょう。
残債が少ない場合
3年で返すなら、総支払額は495,648円。(うち利息95,648円)
毎月の支払額は13,768円。
このカードを5万円で任意整理すると…
総支払額は40万円(利息0円)+5万円=45万円になります。
任意整理前と任意整理後の金額の差は、
450,000円ー495,648円=45,648円。
つまり…5万円払って任意整理しても、
45,648円しか得しない!
つまり…5万円払って任意整理しても、45,648円しか得しない!ということなんです。
残債が少なすぎる場合、焼肉の食べ放題で元をとれなかったような現象が起こることもあります。
でも、残債が多ければガッツリ元をとれます。
残債が多い場合
3年で返すなら、総支払額は2,391,413円。
(うち利息391,413円)
毎月の支払額は66,428円。
このカードを任意整理すると、
総支払額は200万円(うち利息0円)になります。
このケースでは、借金総額239万円⇨200万円になりました。
総支払額を減らしてムダな出費を抑えられると、その分を貯金に回したり旅行費などにあてたりできます。
わたしも返済総額570万円だった借金を任意整理して、95万の利息を帳消しにしました。その結果、返済総額は480万円に。
体験談はここにまとめてます↓
任意整理のながれ5ステップ!借金を95万円減らした私が解説します。
・任意整理の手順を知りたい
・いつから始められる?
・任意整理できるのはどんな人?
・事前に準備するものや必要なものは?
以上が、任意整理するメリットが大きい借金についてでした。
任意整理することで逆に損したりリスクを増やしてしまうこともあるので、以下で検討材料にしてみてください。
任意整理しない方がいい借金
任意整理しない方がいい借金は、こちらです。
・教育ローン
・住宅ローン
・自動車ローン
・個人や会社からの借金
・残債が少ない借金
任意整理しない方がいい理由は、無駄にお金を払うことになったり保証人がいると人間関係が崩れたりする可能性があるからです。
利息より手数料を多く支払うことになる
残債が少ない借金を任意整理すると、せっかく利息をカットしても利息より高額な手数料を支払うことになります。
たとえば、
総支払額は216,047円。
(うち利息16,047円)
このカードを任意整理(手数料5万円)すると…
総支払額216,047円−16,047円+50,000円=250,000円。
つまり…5万円払って任意整理したら、
返済額が余計にふえることに。
お金を余計に払うだけならまだしも、任意整理はクレカの利用停止や信用機関に事故情報がのるなどのデメリットがあります。
なので残債が少ない場合は、できるだけ自分で返した方がリスクを回避できます。
ちなみに残債が少ない・多いの境界線は不透明で、どれくらい借金があればお得なのかは決まっていません。
任意整理先の事務所の手数料や毎月の返済額など人それぞれの状況で変わってくるので、減額診断などで任意整理した方が得なのか調べてみるのが得策です。
借金の請求先が保証人になる
奨学金や教育ローン、住宅ローンなどの各種ローン、個人や会社からの借金を任意整理すると、請求先があなたから保証人にかわります。
となると、親しかった友人や家族に返済をお願いすることになるので、自他ともに合意がなければ難しいでしょう。
親しい間柄でお金のトラブルが発生すると人間関係にヒビが入ることも珍しくないので、各種ローンや奨学金を任意整理するのは避けた方が賢明です。
それに、住宅ローンや車ローンは、家や車そのものも無くなるみたいです。あまりお得な方法ではありませんね…
以上が、任意整理しない方がいい借金についてでした。
これらを踏まえて任意整理するかどうか決めるわけですが、自己判断で決めるのは中々難しいですよね。
なので、弁護士や司法書士が任意整理をすすめる基準をみておきましょう!
任意整理を決める基準は、返済できるかできないか。
弁護士や司法書士の公式ページを見ると、ほとんどが「任意整理を決める基準は、返済できるかできないか」としています。
債務整理をするかしないかの判断基準の1つとしていわゆる総量規制に抵触しているか?という基準で判断ができると考えられます。総量規制は、「債務額が年収の3分の1以上になったらは消費者金融はお金を貸せない」というルールです。
司法書士法人黒川事務所
具体的な金額は決まっていませんが、上記事務所では「債務額が年収の3分の1以上」が目安になっていますね。
たとえば、
年収300万円の会社員の場合
年収300万円の1/3=100万円
債務額が100万円に達したら、債務整理を検討しはじめるライン。年収150万円のアルバイトの場合
年収150万円の1/3=50万円
すでに債務額が100万円ある場合、債務整理を検討するライン。
こんな感じになります。
とは言っても、「債務額が年収の3分の1以上」になれば任意整理を検討しなければならないというワケでありません。
「債務額が年収の3分の1以上」というラインを超えて、「返せるか返せないか」が大事なポイントです。
返せる目処が立っているなら、任意整理しないに越したことはありませんね!
逆に、債務額が年収の3分の1以下でも、失業や収入の減少などで返済がむずかしくなったら任意整理を検討するのもアリです。
任意整理するか迷ったら、経済的にもメンタル的にも「ムリなく返せるか返せないか」をひとつの基準にしてみてください。
それでも決断がむずかしい場合は、まず相談から
任意整理まとめ
任意整理できる借金↓
・各種ローン
・個人や会社からの借金
・ギャンブルでつくった借金
任意整理できない借金↓
・支払い義務が生じるもの
・闇金(専門家による)
任意整理するメリットが大きい借金↓
・カードローン
・ギャンブルでつくった借金
・残債が多い借金(債務額が年収の3分の1以上)
以上が、任意整理の対象になる借金のまとめです。
任意整理を検討するとなると、なかなか大きな決断をすることになるので大変だと思います。
わたしもうつ病になっている時に任意整理を決断したので、相当しんどかったです。毎夜泣いてましたね…笑
情報も集めないといけませんし、お金のことを考えていると不安ばかりが頭をよぎって心がしんどくなりますよね。
そんな時は、周りの人でもSNSでも誰でもいいので、まずは頼ってみてください!急がず焦らず、ゆっくり考えていきましょう◎
わたしも、まずは頼ることからはじめました。
一緒に返済がんばりましょう〜。