消費者金融の金利が高いのはなぜ?と気になりました。
それは、とても借りやすいということに繋がっていたのですが、ちょっと調べてみるとかなりヤバいことがわかりました。
消費者金融の金利が高いのはなぜ?
設定された「中間の」金利は、返済能力の高い人にとっては高すぎる金利になります。当然、「じゃあ借りなくていい」と市場からいなくなりますね。結果としてこの市場に残るのは、返済能力が相対的に低い人、ということになります。
ここでも「逆選択」が起きました。
こうなると、貸し手にとってはリスクが高まるので、市場に残った返済能力が低い人向けに、金利をさらに高めに設定するようになります。するとその金利は、「残った人たちのなかで相対的に返済能力が高い人」にとって高すぎる金利となって、その人たちも市場から去ります。そして残った人たちに対して……。
「情報の非対称性」のせいで、
最終的に高金利でも借りるユーザーしか残らないという原理らしいです。
消費者金融がお金を貸し出す本当の理由
消費者金融は、貸す先の返済能力に応じて金利を設定するのが理想
- 返済能力高い → 低金利
- 返済能力低い → 高金利
↓
実際には相手の返済能力は分からない、十分に審査しない (情報の非対称性)
「情報の非対称性」とは、ある財・サービスについてそれを需要する側と供給する側とで、その財・サービスに関する情報量が異なっていること、と定義されます。
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金利は中間に設定するしかない
↓
中間金利にすると、返済能力の高い人は市場から去っていく
↓
市場には返済能力能力が低いユーザーしか残らない
↓
貸し倒れリスクを回避するため高金利になる
つまり、
そもそも消費者金融自体が、返済能力が低い人向けに作られている商品ということなんですね。
まとめ
ちなみにこの記事中では、
消費者金融が情報を十分に提示しないことで、
- 審査をサボり、返済能力に応じた金利を設定しない
- CM などで過度にクリーンなイメージを植え付ける
借りる側が損することだけでなく、
消費者金融がローン商品として主権を獲得してしまい、正当なローンまで駆逐してしまうことを危惧しています。
まぁもう主権獲得していると思いますけどね・・・。
自分のときはローンと言ったらそれしか思い浮かばなかったし。
これらのことは、言われてみれば納得ですが、あまり考えたことなかったです。
消費者金融って、銀行ローンと比べると金利は 5 倍以上なので、貸し倒れリスクも 5 倍以上を想定しているってことなんでしょうね。
5 人に 1 人は貸し倒れになることを想定。
と考えると、
じぶんはカモられてたわけですね(´;ω;`)ブワッ
今後、消費者金融からは借りないよう、気を付けよう。